回収率や的中率の高い競馬新聞ってどれ?

ターフのイメージ 競馬新聞
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競馬新聞を愛用している皆さん、競馬新聞を選ぶときに何を重視しますか?

競馬新聞を読んだことがない皆さん、どれか一紙をプレゼントしますと言われたら何を基準に選びますか?

様々な選び方があると思いますが、最も重視されるのは回収率であることが多いのではないでしょうか。

今回は、そんな回収率や的中率の観点からおすすめできる競馬新聞をいくつか紹介していこうと思います。

競馬の回収率と的中率って?

馬券

そもそも、競馬の回収率や的中率とはどのようなものなのでしょうか。理解しているという方は読み飛ばしてもらって構いません。

まず、競馬の的中率とは文字通り予想したレースのうち何回的中したかを表すものです。当然、的中率が高いほどお財布の面でもメンタル面でも良いと言えるでしょう。

一方、回収率とは全体で投資した金額のうち何パーセント戻ってきたかを表すものです。当然ながら、回収率が100%を超えれば収支は+ということになり、賭けている金額以上に払い戻しを得ていることになります。

ところで、的中率が上がれば自然と回収率もあがると考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、実は的中率と回収率はそこまで比例するわけではないのです。実際には、馬券をうまく組み合わせると的中率と回収率は比例すると考える方が正しいと言えます。

例えば、12レース中6レース的中したとしても、それが全部1.4倍の複勝だった場合、回収率をプラスに持っていくことは絶望的な状況です。

一方、12レース中的中が2レースしかなかったとしても、それが100倍超えの三連単であれば投資額にもよりますが回収率はプラスになる可能性が非常に高くなります。

このように、回収率を上げるには的中率だけでなく馬券センスも問われることになるのです。そうした点も理解した上で読み進めていただければと思います。

よく当たる(的中する)競馬新聞

まずは、的中率の面で優れているという評判の良い競馬新聞を2つ紹介します。

競馬ブック

競馬ブック紙面

的中率25%~29.3%

まずは、競馬ブックです。

競馬ブックは創刊60年を超える伝統ある競馬専門紙です。

紙面の特徴として、メジャーな競馬専門紙で唯一横組みの馬柱を採用しているという点があり、横組みが見やすい、使いやすいという人には常に人気を誇っています。

さて、競馬ブックの的中率は3~4つのサイトを参照した結果25%から29.3%という結果になりました。

競馬ブックの予想の特徴は「本命狙い」です。

これは、本命に上位人気馬を選び、相手も比較的人気の馬から選ぶことで人気馬での決着をしっかりと当てていくというものです。

その方針の通り、他の競馬新聞に比べると一歩的中率では抜きんでているように思われます。

また、他の競馬新聞に比べるとサイトによる的中率の検証結果でのブレが比較的小さく、常に結果が安定していることも分かります。

競馬ブックは内容面でも他の競馬新聞と比べた情報量の多さで一歩リードしているといえ、たくさんの情報を仕入れたうえでファクターの取捨選択をしたいという方などにはこの的中率も含めておススメしたいです。

競友

競友紙面

的中率:23%~33%

競友は関東地方で発売されている競馬新聞で、全国で発売されている優馬と兄弟紙関係にあります。

的中率の観点からは、最大的中率で見ると競友が多少抜け出していました

競友は関東限定ですが、掲載レースとしては全レースを扱っています。競友の特徴としては、能力グラフが掲載されていることです。

この能力グラフはレースに出走する全馬の能力を数値化し、さらにグラフに表したものです。

数値化するだけなら他の競馬新聞でも時折見られますが、それをグラフにして一目瞭然にしていることでわかりやすさの点で大きく差別化しています。

また、狙い目は必ずしも本命ではありません。本命のときもあれば、穴狙いのときもあり、紙面の論調でどちらかはある程度分かるようになっています。

競友では渡辺芳徳記者の予想が大人気ですが、その予想もかなりアレンジの効く予想となっており、人気馬に印を打つ時も打たないときもあります。

そうした柔軟さが的中率の上下に影響を与えているのかもしれません。

 

よく回収できる競馬新聞

続いて、回収率に重きを置いた競馬新聞について見ていきます。もちろん、2で紹介した競馬新聞は回収率でも優秀なのですが、それらを超える回収率を記録しているような競馬新聞を紹介します。

競馬エイト

競馬エイト紙面

回収率 70%~96%

競馬エイトは産経新聞社が発行している競馬専門紙です。

グループ企業にフジテレビやニッポン放送を持ち、競馬情報の充実した産経新聞社の発行であることから、競馬エイトも質の高い情報を入手することができます。

紙面の特徴としてはカラー紙面であることです。

スポーツ紙ではカラー紙面が一般的ですが、競馬専門紙でカラーを採用しているのは競馬エイトくらいです。カラーであることでわかりやすさが全く違います。

競馬エイトの予想としてはとにかく穴狙いです。

穴狙いなので的中率は下がってしまうことが多いのですが、その分当てたときの回収率は跳ね上がります。穴狙いと言ってもただやみくもに人気薄を買い目に入れるのではなく、勝ちうる人気薄を買い目に入れています。

そうした馬を選ぶ根拠として採用しているのが調教です。

競馬エイトはとにかく調教評価の精度が高いことで知られています。

紙面では調教での評価が高かった上位三頭を調教注目馬として紹介しており、それらがレースで良い成績を残しているのです。

調教は人気やオッズには左右されないので、調教注目馬には人気薄が入ることもあります。そうした馬が好走することによって穴馬券が的中していくのです。

根拠を持った穴狙いによって回収率を上げているのが競馬エイトだと言えます。

東京スポーツ

東スポ紙面

回収率99%~140%

今回紹介する中で唯一専門紙ではないスポーツ紙なのが東京スポーツ、通称東スポです。

東スポと言えば、エンタメ性の高さで有名ですが、実はスポーツ新聞の中でも競馬欄が特に充実していることでも知られます。

東スポの特徴としては、他のスポーツ紙と違って夕刊なので前日からじっくり予想できることがあります。

夕刊と言っても予想の精度が落ちるわけではなく、回収率の良さがそのことを証明していると言えるでしょう。

東スポ本紙の予想に関する目立った特徴はあまりありませんが、東スポの予想の特徴としてはやはり著名人による予想が挙げられます。

具体的には、元騎手の安藤勝己さん、SKE48の熊崎晴香さん、さらに現役メジャーリーガーの田中将大さん、お笑い芸人の爆笑問題・田中裕二さんなどそうそうたるメンバーです。

騎手だったアンカツさんを除けば、著名人の予想では具体的な調教タイムや馬体の評価などがあるわけではありません。

しかし、過去には田中さんが皐月賞で160万馬券を当てたように、運とセンスのある予想が披露されています。

また、当然人により予想の傾向は異なりますが、田中投手は人気馬を推すことが比較的多い一方、田中さんは完全に穴党であるというように全体としてバランスが取れています。

本紙の予想家もこうした著名人の予想に負けているわけには行かないという事情もあってか、あっと驚くような馬券を的中させることもあります。

そうした様々な予想の相乗効果によって回収率が自然とあがっているのではないでしょうか。

まとめ

競馬新聞

今回は、的中率と回収率それぞれの観点からおすすめの競馬新聞を4紙紹介しました。

まだ手に取ったことのない競馬新聞もあるかと思いますが、ぜひ自分の予想スタイルに合った新聞を探してみてください!