競馬新聞はお金を払って読むものと思っている人は多いのではないでしょうか。
確かに、紙の競馬新聞はお金を払わないといけないことがほとんどです。
しかし、今は競馬新聞も紙だけではありません。ネットを利用した競馬新聞も多くなってきています。その中には有料なものもあれば無料で見られるものもあります。
今回はそうした無料で見られる競馬新聞について詳しく紹介していきたいと思います。
目次
無料の競馬新聞とは?
先ほども述べたように、「競馬新聞」と聞いてまず思い浮かべるであろう紙の競馬新聞はほとんどすべてが有料です。それは、紙の競馬新聞では新聞を発行して販売し、利益を得ることでトラックマンや編集者への人件費であったり紙で発行する費用であったりを確保しなければならないためです。
一方、ネットの競馬新聞では有料のものもあれば無料のものもあります。この違いは何かというと、有料のものは紙の競馬新聞のネット版や紙の競馬新聞とほぼ同じ情報をネット上でのみ提供しているものが多く、無料のものはがっちりとした会社ではなく個人や仲間内などが運営しているものや広告収入が十分に得られるものが多いといえます。
また、無料のものの中でもメインレースなど一部レースのみが無料で見られるものと全レースが無料で見られるものがあります。今回はそうした点も含めていくつかの競馬新聞を紹介していきたいと思います。
無料で読める競馬新聞3選
吉馬
吉馬の最大の特徴は、競馬新聞の感覚をそのまま応用できることです。予想の対象は地方競馬の全競馬場の全レースです。それらのレースの予想は全て無料で公開されています。
吉馬では「出馬表型」の予想を採用しています。競馬を嗜まれる皆さんなら競馬新聞の出馬表やJRAの出馬表を見たことないという方はいないでしょう。そうした出馬表を各レース情報のページで掲載、公開しています。
特徴①競馬新聞そのもの
吉馬の最大の特徴は「WEB競馬新聞」であることです。
この画像は吉馬の出馬表です。
一般的な競馬新聞の出馬表とほとんど同じ構成であり、それぞれの表に書かれている内容も十分な情報量であり、物足りなさを感じることはありません。
また、競馬新聞の出馬表と同じレイアウトの表が使用されていることで、昔からのベテラン競馬ファンの方にとっては紙で慣れ親しんできたものと同じような感覚で使え、ビギナーの方でも長年使用されてきた読みやすい形で競馬予想に入ることができるため違和感なく使うことができるでしょう。
特徴②有料競馬新聞に劣らないファクター
「吉馬」ではばんえい競馬を除くすべての地方競馬場のレースで独自の「スピード指数」を算出しています。このスピード指数により各馬の評価や推奨買い目が提供されています。
通常の競馬新聞では、大きな魅力としてトレセンでのトラックマンの取材による関係者情報やそれに基づいた予想が挙げられます。吉馬ではそうした情報の代わりに独自に開発した「スピード指数」を用いています。
ある馬がどのような指数を出しているか、指数の上下幅はどうか、安定した指数をだしているか、近走の指数はどうか等、チェックするポイントはたくさんあります。また、スピード指数だけでなく、先行指数や上がり指数も掲載しているので、スピード指数と先行指数、上がり指数とのバランスはどうかなど注意深く見てみるとよいでしょう。
(引用元:http://www.kichiuma-chiho.net/info/shimen.html#suisyoushimen)
このように、スピード指数から読み取れることはとても多く、出走馬同士でも同じ出走馬の中でも比較することができます。また、過去の競走では全馬の斤量を55キロとして算出しており単純に数字だけを比較できるようになっています。さらに、前走のスピード指数に関しては今回の斤量で調整した値が表示されているため好調かどうかを判定する上でも分かりやすい指標になっています。
ファクター分析推奨紙面は、スピード指数をさまざまな角度で分析します。予想ファクターは先行指数から算出される「先行力」、スピード指数から算出される、「SP信頼」「SP調整」「SP最大」、そして上がり指数から算出される「末脚力」を使います。さらに、これらの予想ファクターを吉馬地方競馬版独自の理論で分析算出した「SP能力値」で各馬を評価し、推奨馬番を抽出します。
(引用元;http://www.kichiuma-chiho.net/info/shimen.html#suisyoushimen)
さらに、指数を分析したファクター分析が紙面に掲載されていることから、わざわざスピード指数を自分で分析する必要がなく、展開に応じた予想が出来るようになっています。これによって、総合力を評価しているスピード指数そのものと、様々な力を評価している推奨紙面を使い分けることができます。
このように紙の競馬新聞ではできないバラエティーに富んだスピード指数とそれを活かした各種指標も「吉馬」の大きな特徴の一つだといえます。
吉馬⇒http://www.kichiuma-chiho.net/
netkeiba
競馬をやっている人なら一度はお世話になったことがあるサイトがnetkeibaです。netkeibaはレース情報、競走馬情報、騎手情報、さらに充実したコラムやニュースととにかく「使える」サイトです。形態こそ競馬新聞のようには見えませんが、得られる情報などを考慮すると競馬新聞と言っても過言ではありません。
Netkeibaの特徴
圧倒的な情報量
競馬新聞では得られない圧倒的な情報量を誇るのがnetkeibaです。例えば、競走馬データベースを見てみると数万頭の馬について競走成績や獲得賞金、繁殖入りしていれば繁殖成績など詳細なデータを見ることができます。
また、騎手や調教師など各種リーディングも確認することができます。
もちろん、レースについての情報も見ることができ、中央・地方問わず全レースの出馬表を確認できます。こうしたデータベース的な情報は従来の競馬新聞では絶対に得られなかったものであり、大きなアドバンテージであると言えます。
最新のニュース
これは1とも関連してくるのですが、netkeibaでは競馬新聞的なニュースの面でも非常に充実かつ最新のものが得られます。競
馬ニュースと言っても、さまざまなものがあります。例えば、各馬の次走予定や帰厩日程であったり、次レースの鞍上であったりというような馬に関するものや、騎手に関するもの、さらに凱旋門賞に代表されるっ海外競馬に関する情報など様々なものがあります。netkeibaではこうした様々なニュースを網羅しています。
また、インターネットの強みである即時性を活かして、最新のニュースを随時発信しています。特に、レース前だけでなく土日のレース時間中にも馬体重や騎手変更などレースに関する様々なニュースを得られることはネットだからこそできるものです。こうしたニュースの質に関しても競馬新聞と遜色ないものであり、十分に利用価値のあるものだと言えるでしょう。
これだけ十分な情報がそろっていながら基本無料で利用できるのもnetkeibaの魅力です。もちろん、各レースな詳細な予想やデータベースのコアな部分を閲覧するには有料登録が必要という欠点もありますが、日常的に利用する分なら無料でも十分なため、感覚的には競馬新聞を無料で手に入れているのと変わらないといえます。
netkeiba⇒https://www.netkeiba.com/
競馬新聞&スピード指数
こちらは上2つとは異なり基本的に個人が運営している競馬新聞サイトです。競馬新聞の出馬表形式でレース結果やスピード指数などを無料で閲覧することができるサイトです。
競馬新聞&スピード指数の特徴
豊富なレースデータと形式
競馬新聞&スピード指数では過去10年分の全レースの結果を閲覧することができます。確かに、年数だけでいえばnetkeibaには及びません。
しかし、内容を見てみると、レース結果に加えてスピード指数なるものを見ることができます。このスピード指数も適当に作られたものではなく計算に計算を重ねて作られたものです。下の画像は、スピード指数の計算式の一部を抜き出したものです。
このように、スピード指数の中でも先行やペースなどの様々な指数が計算されていることが分かります。こうした指数も10年分確認することができます。
さらに、競馬新聞に慣れ親しんだ人にとってうれしいのがその形式です。レースの出馬表に結果と指数を記載しているため、レース結果といえども競馬新聞の出馬表と同じ形をとっています。また、馬柱にも各レースの指数が全て掲載されていることから比較もしやすく、とにかく分かりやすいです。
出馬表でそのレースの結果も確認できる競馬新聞は意外と少ないので、見やすさという点で画期的なサイトだと言えそうです。
競馬新聞&スピード指数⇒http://jiro8.sakura.ne.jp/
まとめ
今回は3つの無料競馬新聞サイトについて見てきました。いきなり紙の競馬新聞を読むのは勇気がいるという方でもネットであればすぐに見ることができ、取っつきやすいです。また、逆に長年紙の競馬新聞に親しんできたという方でも同じような情報をより便利に、しかし今までと同じように手に入れることができるためこれらのサイトを利用するメリットは大きいといえそうです。
ぜひ、これらのサイトを通して競馬新聞に親しんでいきましょう!